キーをかける、キーをあける
100年以上の歴史的な実績と経験の積み重ねにより歩み続けたABLOYのセキュリティの考え方は、堅牢な物理的メカニズムと現代のネットワーク技術、最新エレクトロニクスの融合により新しい発想によるセキュリティシステムを完成させました。
一つのキーで場所や時間、ドアやキャビネットなど、区別なく施錠・解錠できる権限をフレキシブルに変更する。
管理者の職務レベルに応じてキーのアクセス権限が設定できるセキュリティ・マネジメントの実現。
マスターキーシステムで、効率よく自由自在にアクセス権をデザインする。
CLIQはWeb技術を応用したキーの管理システムです。
たくさんの鍵をキーチェーンで持ち歩く必要はありません。
ABLOYのCLIQソリューションは、一つのキーでドア錠や南京錠、さらに収納キャビネットのカムロックまでを施錠/解錠ができます。
決められた時間だけ解錠できるようアクセス権限を設定し、キーの操作履歴を集中管理するといったような事がローコストで実現できます。
さらに、ABLOY独自の回転式ディスクシリンダーによるメカニカル機構は、ピッキングなどの不正な解錠操作を許しません。
生命、資産、設備の管理がしっかりと安全・安心におこなえます。
万が一、キーを紛失しても安心です
CLIQはセキュリティと利便性の両方を重視した次世代のマスターキーシステムを採用しています。
ABLOY独自のメカニカル機構と電子認証を利用したエレクトロニクスとの融合によるICシリンダー。
キーの上部に内蔵された電子回路とメモリー、シリンダー錠に内蔵された超小型モーターとメモリー装置により高度に暗号化されたデータコミニュケーションを使用してキーのアクセス権限の設定を行います。
キーを通常アクセス権がない状態に設定しておき、使用するときにアクセス権限を付与する。
アクセス権がないキーは紛失しても盗まれても、そのままでは使えないキーなので心配は不要です。
アクセス権はスマートフォンや専用デバイスにより簡単に付与されます。
アクセス権のディジタルデータは最先端の暗号化技術により保護され、なりすましやデータの不正操作を排除しています。
スマートに設置してスマートに使用する
ドアシリンダーや南京錠(パドロック)を交換するだけで、今までのメカニカルな錠前が最先端の電子認証システムを利用したキー管理システムへと大変身します。
ドアやキャビネットへ電源を設置したり通信装置を結線することも必要ありません。
特殊なネットワーク装置に接続する必要はありません。
Web技術を利用することで現代のネットワーク社会に合致した方法でシステムを構築して御利用いただけます。
ひとつのキーが全てのことを
タブレット、スマートフォンを使って、キーのアクセス権限をコントロールする。
キーを厳密にマネジメントすることは、セキュリティを確保するうえで最も重要な課題です。
一本のキーに、施設環境に応じた条件でアクセス権を設定する。
・平日だけ使用できるキーとして設定すれば、そのキーは平日だけ使えるキーになります。
・キーを差し込んでから30分だけ使えるキーに設定すれば、キーを差し込んでから30分以上経過すると解除権限は自動的に消滅します
・状況に応じたアクセスコントロールを自由に設定してください。
・解錠できる場所の組み合わせも自由に設定できます。
・東京オフィスの社員が、東京で使っているキーで指定した曜日の時間帯に出張先屋外の南京錠を開ける。
Web環境が整った今日、そのようなキーの使い方が簡単に実現できるのです。
キーが情報を取りにゆき、そして情報を集める
CLIQソリューションはキー情報を安全に保管管理するCLIQ Web ManegerサーバーとWeb技術で構築されています。
CLIQ Web Managerシステム
(ホスティングサービスでの利用も可能です)
アクセス権の設定に専用アプリケーションを必要としません。
Windowsマシンとブラウザーソフトウエア(マイクロソフトIE、Firefox)で御利用いただけます。
米国マイクロソフト社のWindowsに対応しています。
アクセス権限を手に入れる
キーをPD|プログラミングデバイス①という認証機器に挿入することでキーはアクセス権(シリンダー解除)をサーバから手に入れます。
CLIQ Web ManagerシステムはWebサービス標準プロトコルSOAPを採用しています。
SOAPメッセージの送受信により、お客様の社内Web基幹システムとの接続にも柔軟に対応できます。
センサーなどの外部機材とネットワークを構築することで、キーのアクセス権を安全かつ自動的に設定することができます。
例えば
・社内基幹システムの人事情報と連携させて、作業者が入館する時に監視カメラによる顔認証を
利用してキーにアクセス権を与える。
・指紋認証と連携させ、本人確認がされたらキーに30分だけ使用できるアクセス権が付与される。
IoTでいろいろな機材と連携させることにより、キーの使い方が無限に広がります。
Audit Trail|監査証跡
キーはPD|プログラミングデバイス①に差し込まれると同時に、キーに内蔵されたメモリ情報を自動的にサーバーに置いてゆきます。
キーをどのようにして使用したか、操作の履歴(監査証跡)情報を簡単に収集することができます。
キーの所持者がきちんと指定されたドアを開けたか、指定以外のドアを開けようとしたか。
さらに、シリンダーに内蔵されたメモリ情報からドア開閉がどのように使用されたかなどの情報を、時間軸で監査することができます。
また、シリンダー錠に情報をインポートすることも可能です。
紛失したキーのリストをシリンダーへキーを通して記憶させれば、シリンダーの交換なしに紛失したキーによる不正使用を完全に防止できます。